

(サージトロンの補助的な治療法として)
前述のサージトロン治療と同じく、下甲介粘膜焼灼術に分類されるものですが、トリクロール酢酸治療の場合は、トリクロール酢酸という薬液を使って粘膜を焼灼します。下甲介化学剤手術とも呼ばれます。
トリクロール酢酸は、タンパク変性作用があるため、粘膜に付着させるとその分の粘膜が変性脱落します。この性質を利用して、下鼻甲介の前端にトリクロール酢酸を塗布し、アレルギー反応を起こりにくくする治療です。
費用はサージトロンと同様に保険の適用がありますので、1回にかかる手術の費用(両方のお鼻を同時に手術した場合)は3割負担の方で6千円程度です。ただし、手術の前に、手術適応の有無などについての検査(内視鏡検査、鼻腔通気度検査 等)を行います。これらの検査費用は、3割負担の方で3千円程度です。
回数は原則として1回(両方の鼻に治療を行います。)