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山口県山口市の耳鼻咽喉科かめやまクリニック

補聴器外来についてのサイト

補聴器の種類と選び方

補聴器には機能や形状が異なる複数の種類が存在します。
ここでは補聴器の形状と特徴、機能面から見た選び方のポイントをご説明足します。
ご自身のライフスタイルや好み、価格などに合わせてご検討ください。

補聴器の種類

補聴器は形状によって分類することができます。

@ 耳かけ型

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本体を耳に引っ掻けるタイプの補聴器です。
簡単に操作できる、付けていることがわかりにくいなどの特徴があります。
耳かけ型には本体のサイズをコンパクトにした「ミニ耳かけ型」や「耳かけ型(RIC)」も発売されています。

<耳かけ型の長所>
  • 耳に隠れるため外見上目立ちにくい。
  • 聞こえ方が比較的自然である。
  • 幅広い難聴に対応が可能である。
<耳かけ型の短所>
  • メガネやマスクをかける際に邪魔になることがある。

A 耳穴型

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耳の穴に差し込んで使用するため、耳の穴の形や大きさによってオーダーメイドされます。
耳穴型には従来のタイプに加え、耳の中(外耳道)に完全に納まり外部から見えにくい「CIC型」も販売されています。

<耳穴型の長所>
  • (小型のものは)外見上目立ちにくい。
  • メガネやマスクをかけるときにも邪魔にならない。
<耳穴型の短所>
  • ハウリング(ピーピー音)が生じやすい。
  • 体重の増減により、合わなくなることがある

B 箱型

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本体とイヤホンがコードでつながっている音楽プレーヤーのような形状の補聴器です。
ポケットに本体を入れ、耳にイヤホンを差し込んで使います。
本体を大きくできることから、高い出力が得られるため、高度難聴や重度難聴にも対応している機種もあります。

<箱型の長所>
  • 電源や音量の操作が簡単である。
  • ハウリング(ピーピー音)が発生しにくい。
  • 幅広い難聴に対応が可能である。
<箱型の短所>
  • 本体やコードが見えるため外見上目立ちやすい。
  • コードと衣服が擦れた音が混じってしまうことがある。

イヤモールドのすすめ

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イヤモールドとは耳かけ型や箱型の補聴器に取り付けるオーダーメイドの耳栓です。耳の形状に合わせて作られるため、音が漏れにくくハウリング(ピーピー音)が発生しにくくなると同時に、補聴器の位置がズレたり、外れたりすることを防ぐ働きがあります。

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