

耳鼻咽喉科の診察では、耳の中、鼻の中、ノドの奥など、通常では見えにくい場所を、目で観察することが基本になります。従来は、額帯鏡とよばれる鏡を頭につけて、耳や鼻のなかを光で照らして見る方法が主体でした。
一方、近年、医療用光学機器の発達により、各種の内視鏡が用いられるようになり、胃や腸の診察や気管支の診察、また、手術においても、内視鏡が使われるようになりました。従来、肉眼で観察していた耳鼻咽喉科の領域でも、ほとんどの部分を内視鏡で見ることができるようになり、特に鼻・副鼻腔の手術は、内視鏡を使って行われるのが普通になりました。
しかし、耳鼻咽喉科の外来では、一人の患者様にかけられる時間が短いことから、現在でも、肉眼的な診察が主体になっています。
これに対し、かめやまクリニックでは、開院以来、「分かりやすく安心感のある医療」をコンセプトにあげ、内視鏡を多用するとともに、その画像をデジタル保存することにより、医師が診察した所見を、そのまま患者様に見ていただくということを基本方針として診療を行っています。ここでは、内視鏡での診察の概略をご説明したいと思います。
上記の内視鏡中心の耳鼻咽喉科診療についての講演の動画を、ご覧いただけます。
動画は、こちらです。