嚥下障害|かめやまクリニックの嚥下障害外来について

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摂食・嚥下障害について

飲み込みにくさ(嚥下障害)はなぜ生じるのでしょうか?

嚥下障害は様々な原因で生じますが、とくに多いのは以下の3つです

原因@ のどの感覚が鈍くなっている

人間は、食べ物がのどにくると、自動的に「ごっくん」という嚥下運動が始まります。
のどの感覚が鈍くなると、食べ物がのどに来た感覚が分かりにくいため、ごっくんという嚥下運動がおこるまでに時間がかかるようになってしまいます。
これを、嚥下反射の惹起遅延といいます。

原因A 舌、のど〜頚部の筋力の低下

食べ物を食道に送り込むためには、舌やのどにある筋肉が収縮する必要があります。この筋力が落ちているために、十分に食べ物を食道に送り込めなくなっているのです。

筋力低下の図

原因B 飲み込み運動全体の統率の乱れ

嚥下の「ごっくん」は、約1秒という短い時間に多くの筋肉が複雑に連動して行われます。その感覚と運動を統率しているのが脳の延髄です。これが乱れて、運動がタイミングよくうまく行われないと、誤嚥が起こりやすくなります。

タイミングが合わない図

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