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山口県山口市の耳鼻咽喉科かめやまクリニック

アレルギー性鼻炎解説サイト

対策について

アレルギー性鼻炎にまつわるよくある質問★

 減感作療法の治療期間はどれくらいになりますか?
A 理想的には2年〜3年は続けた方が良いと言われています。ただし、途中で止めても全く無駄になるということでもありません。3年程度継続すると止めた後もかなり効果が持続すると言われていますが、注射の間隔を延ばしても、さらに継続して続けることでより効果を長く維持できます。
Q 舌下免疫療法はかめやまクリニックでもやってもらえますか?
A 残念ながら、現時点(2012年末)では、この治療法が保険適用になっておりませんので行っておりません。しかし、おそらく数年以内に保険適応になると思われます。現在までの試験結果では、これまでの通常の減感作療法に勝るとも劣らない効果が期待できそうなので、保険適応になれば、当院でもこの治療を取り入れていきたいと考えております。
Q サージトロンとレーザーはどう違うのですか?
A レーザーの場合は粘膜の表面を焼きます。それに対してサージトロンの場合は細い針を使うことによって粘膜の表面をなるべく傷めずに粘膜の下の組織を焼きます。いずれも腫脹した下鼻甲介を収縮させる方法ですが、粘膜の表面を焼くか、粘膜の下を焼くかの違いがあります。治療直後の状態としてレーザーで治療した場合表面の焼け焦げが長く続くのに対し、サージトロンでは術後の鼻の中の回復の状態が早い、という違いがあります。また、効果の面からもサージトロンのほうが、効果が長く持続します。
一方、サージトロンとレーザーでは、費用の面でも違いがあります。少し前までは、保険上は、同じ下甲介粘膜焼灼術(片側600点)でしたが、平成24年度から、下甲介粘膜レーザー焼灼術という項目が新設され、両側2910点となりました。そのため、両側の治療を行った場合、3割負担の方では、サージトロン約6000円に対し、レーザー約8700円となります。
Q 妊婦でもアレルギー性鼻炎の薬は飲めますか?
A 妊娠の初期から4か月の半ばまでは、胎児の器官が作られる時期なので、原則としてお薬は使わない方がよいとされています。妊娠中は、特に鼻づまりが悪化しやすいので、入浴、マスクの他、蒸しタオルを顔にあてるなどで対処しましょう。蒸気吸入なども多少効果があります。妊娠5か月以降は、薬の投与で奇形のようなことは起こらないとされますが、発育に影響を与える可能性はあるので、基本的には内服薬ではなく、点鼻薬などを最小限用いるのがよいと考えられます。 妊婦に対するアレルギー性鼻炎用の薬剤投与のリスクについては、こちらをご参照ください。(⇒表)
Q 薬は何カ月分まで処方してもらえますか?
A 発売されたばかりの新薬は保険の規定上2週間まで、という縛りがあります。しかし、それ以外の抗アレルギー薬は基本的に投与日数の制限がありません。その方の効き方や副作用を十分に確認できた場合には、必要な日数に応じて長期であっても処方するようにしております。
Q 他院でもらった薬がすぐには効かなかったのですが、その場合でも飲み続けたほうがいいですか?
A 一般に抗アレルギー薬の中の抗ヒスタミン薬の効果は数時間のうちに表れてきます。比較的効果発現が遅いと言われている、抗ロイコトリエン薬でも、数日くらいで効果がでてきます。したがって1週間程度飲んでも全く効果が無いという場合は薬を変えたほうが良いでしょう。ただし、花粉症の場合は花粉の飛散量によって薬の発現効果も左右されますので、それらも考慮する必要があります。
Q 以前別のクリニックで花粉症の薬をもらっていて、こちらに引っ越してきたのですが、以前もらっていた薬が良く効いていたのでその薬がいいのですが、リクエストは聞いてもらえますか??
A 花粉症治療の原則はその方にとって副作用がなく、最も効果が高い治療を行うということです。既に最も効果が高い治療がご自身でお分かりの場合はそちらを続けて頂くのが良いので、もちろんそのお薬を処方するように致します。
Q アレルギー性鼻炎が突然の変異で治る可能性がありますか?
A 鼻アレルギーガイドラインでは花粉症の自然治癒率は5%程度とされています。ただし、このことに関しては、実はあまり沢山のデータがないため、本当の自然治癒率がどの程度かということが正確に分かっているわけではありません。経験的には、以前は花粉症がひどかったのに、いつの間にか花粉症の症状が出なくなったと言われる方も結構おられるようです。また、女性の場合、妊娠や出産を契機にしてそれまでになかった鼻炎を発症したり、逆に軽くなったりというケースもあるようです。